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令和7年度 平和ボランティア学習会
令和7年度 平和ボランティア学習会
2025/05/13
5月14日(火)の授業後に礼拝堂にて、ボランティア部が主体となって「平和ボランティア学習会」を開催しました。
今年は西暦2025年。太平洋戦争(第二次世界大戦)が終わってから80年目の節目となる年です。
まずはボランティア部が今までの活動報告を行いました。
4/20の高校生フェスティバル前夜祭での「高遠菜穂子さんによる講演」に参加した生徒が、現在も戦争・紛争が続いている地域があることを説明しました。(高遠さんは、イラクでの人道支援・医療支援に加え、難民の多くを受け入れているクルド人自治区でも活動をされている方です。)
また、今までのボランティア部の活動内容である街頭募金や各種行事における模擬店の運営で得た収益を、難民キャンプの子どもたちに向けたブックドネーションなどに全額寄付していることを伝えました。
次に、東海学園大学の学長である石川先生にご来校いただき、講演をしていただきました。
敵も味方も救うというスイスのデュナンが主体となって結成した「赤十字」の歴史から、石川学長自身が経験された震災時医療現場、スーダンへの海外派遣の経験などを順にお話されました。厳しい医療現場の中に身を置きながらも、暖かい声援や、かけがえのない出会いがあったお話を聞きました。講演の終わりに石川学長からは「将来どんな仕事に就いたとしても、人を救うために動くことを忘れないでほしい」という、熱いメッセージが届けられました。
最後に、ボランティア部から昨年度から始まった老人ホーム訪問についての案内もありました。
今年は戦後80年ということもあり、「折り鶴」を折りながら、世代を超えて平和への想いを共有する時間にしたい。また、今後は老人ホームだけではなく、学童保育や保育園・幼稚園へと訪れ、子どもたちとの交流もしたいと考えていることが伝えられました。
ボランティア部、写真部、吹奏楽部、美術・漫画研究部、メカトロ部、メディアプロダクト部、バトン部の生徒が参加し、
多くの先生も駆けつけました。一時間程度ではありましたが、総勢95名が参加する、素晴らしい学習会となりました。
以下、参加した生徒が記入してくれた感想を一部、掲載します。
…震災時に被害にあってしまった被災者の方を助ける仕事というのは、すごく大変だし難しいことであるけれど、その「助ける」という行動をとった人は全員すごい勇気で人想いなのだと思う。勇気ある行動は誰にでもできる事ではないし、その行いで人の命を救うかもしれないからとても尊敬する。…私もそうした場面で勇気ある行動をとれるような人になりたいと思いました。
今日の話を聞いて、戦争もなく平和で幸せな今ある毎日を、絶対的なもので当たり前なものだと思ってはいけないし、毎日感謝して生活して生活を送りたいなと思いました。…









