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R6年度 沖縄修学旅行 事前学習(牛島満と沖縄戦)
R6年度 沖縄修学旅行 事前学習(牛島満と沖縄戦)
2024/12/06
12月6日(金)、本校2年生を対象に、飛翔館アリーナにて沖縄修学旅行の事前学習を行いました。講師には「沖縄戦の司令官として指揮をとった牛島満中将」を祖父にもつ、牛島貞満氏をお招きしました。牛島氏は、41歳から沖縄で祖父について調べ始め、現在は日本各地で「牛島満と沖縄戦」というテーマを中心に講演会を行っています。
少しだけ、本日の事前学習の内容を紹介します。
…1945年、アメリカ軍の沖縄本島への侵攻が激しくなると、当時の日本軍司令官の牛島満中将は2つの命令を出しました。
⑴首里城一帯の地下にあった司令部を放棄し、糸満市摩文仁(まぶに)へと退却する作戦、いわゆる「南部撤退」命令。
⑵自決前の最後のタイミングで、「最後まで敢闘し、悠久の大義に生くべし」との命令。
牛島満によるこの2つの命令は、結果的に多くの沖縄住民を巻き込み、更には兵士の降伏(投降)を許さないことで、兵士の犠牲者も増やすことになりました。…
司令官の孫として、沖縄戦と向き合い続ける牛島貞満氏の講演に対して、2年生の修学旅行実行委員5人が、共に壇上に上がりました。講演の途中には、1945年の沖縄の高校生の写真も映し出され、いつもの日常が突然戦争によって姿を変えられてしまったことも伝えられました。
戦争を体験していない令和の時代を生きる高校生として、平和の尊さをじっくりと学び、修学旅行における平和学習への理解がより深まる時間となりました。